資産運用において、世界的には重要な選択肢であるOCIO(外部専門家の活用)について解説
OCIOとは?
OCIO(アウトソースド・チーフ・インベストメント・オフィサー)とは、資産配分の決定から運用戦略の投資実行までを、外部の専門家(コンサルタント、運用会社など)に包括的にアウトソースするサービスの総称です。イギリスなどではフィデュシャリー・マネジメントや、デリゲイト・ソリューションなどの名称でも呼ばれますが、いずれも同じサービスを指しています。
現在、確定給付型の企業年金の資産運用は運用機関に委託して行われていますが、資産配分、委託する運用機関および運用商品の決定など、運用結果に大きな影響を与える判断は、企業年金が行います。欧米では、この企業年金が担っている資産運用業務を一元的にアウトソースするOCIOサービスが広がりを見せており、企業年金の資産運用の選択肢の一つとなっています。資産運用の最終的な目的は、最小の費用とリスクで、必要な期待リターンを獲得することです。OCIOは投資ポートフォリオの日々の管理責任を引き受けることで、運用担当者・内部スタッフが中核業務、すなわち戦略的方向性を設定し、それに投資方針を一致させることに集中することを可能にします。
海外では年金基金だけではなく、保険会社や財団などの運用においてもOCIOの活用が進んでいますが、日本では認知度が十分に上がっておらず、そのメリットが浸透していません。世界的には重要な運用の選択肢となったOCIOについて、様々な観点から解説しています。
マーサー・インベストメンツ株式会社の運用ソリューションのご紹介
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ポートフォリオ戦略年金運用におけるガバナンスの重要性はこれまでも指摘されている。多くの年金運用者にとって、その重要性は理解できる一方、年金運用の運用主体や関係者に係る人的・経済的な負担が懸念され、理想とギャップの板挟みになっているのが現状だ。OCIOを先進的に導入してきた欧米の機関投資家が活用する5つのガバナンス・モデルを紹介する。
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ポートフォリオ戦略
OCIOに対する5つの誤解
OCIO (アウトソースド・チーフ・インベストメント・オフィサー)は、近年、欧米を中心に広がりを見せているが、日本ではまだ浸透しておらず、誤解も多い。そこで、OCIOについて誤解の多い点について説明する。 -
ポートフォリオ戦略
企業年金の資産運用をアウトソースすることのメリット
企業年金が担っている資産運用業務をアウトソースするOCIO(アウトソースド・チーフ・インベストメント・オフィサー)は、近年、欧米を中心に広がりを見せており、企業年金の資産運用の選択肢の1つとなっている。そこで、OCIOの主なメリットを紹介する。
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