経営戦略と連動し、人材を正しく動機づける組織設計・運営
組織のアウトプットを最大化するためには、経営戦略の意図を意思決定構造・コミュニケーションプロセスに落とし込むと共に、適材適所の人材をアサインし、望ましい行動に向かわせる動機付けを行うことが不可欠です。戦略・組織・人事の3つの観点をバランスよく取り入れた組織設計・運営の支援を提供します。
戦略の映し鏡であり、人材のパフォーマンスを最大限引き出すための組織
企業の競争優位性における人材の重要性が高まるに伴い、人材のパフォーマンスに直結する組織設計・運営の在り方も益々重要になってきています。
- 組織は経営戦略に従います。経営戦略の転換点においては、その意図を正しく組織・機能・業務・ジョブ・人材へと落とし込み、目指す行動変容へと繋げることが必要です。経営戦略と人材戦略を正しく接続する組織戦略の策定が求められます。
- 組織は人材の制約を受けます。どれだけ煌びやかな経営戦略があっても、実行されなければ、生み出される価値はゼロです。自社の人材は組織が求める要請を実現できる質×量を備えているか、仮に人材の側面で制約があるならどのような打ち手を講じるべきか、あるいは、組織の設計が人材のパフォーマンスを引き出す妨げになっていないか。人材戦略は経営戦略・組織戦略に実効性の観点から課題を提起します。
- 組織に正解はなく、組織は生き物です。あるべき姿よりも現在の課題にフォーカスする態度と、常に変革を続ける覚悟を持つことが重要です。単なる組織図の書き換えはではない、組織パフォーマンスの最大化に資する打ち手の検討をマーサーは支援します。
解くべき課題・ご支援の実績(例示)
組織に正解はなく、組織は生き物です。経営戦略、組織設計・運営状況、人材マネジメント状況の3つの観点から、複眼的に組織課題を特定することが重要です。マーサーは、個別企業が抱える経営戦略上の課題解決を支援します。
解くべき課題(例)
- 経営戦略の転換に伴い、組織構造・意思決定プロセスを見直す必要がある(監督と執行の分離、組織間の権限配置の調整、グローバルガバナンスモデルの見直し 等)
- 現在の組織運営に何らかの非効率な箇所が存在するため、原因の特定と対応策の検討を進める必要がある
マーサーご支援の実績(一部例示)
- ターンアラウンド期における、製造業の全社組織設計・幹部人材アサインメントの実施
- 戦略の転換期における、エネルギー会社の組織・コーポレートガバナンス体制の設計
- 飲料会社のグローバルHRガバナンス体制の設計
- 化学品会社のグローバルコーポレート組織設計・運用の課題抽出・戦略策定
- 製薬会社の地域統括組織の設計 等
組織設計・運営支援のアプローチ
組織設計・運営支援の鍵は、経営戦略が目指す姿と現在の組織ケイパビリティのギャップを特定し、その課題解決に必要な打ち手を導出することです。企業が置かれている状況に応じて、最適なアプローチを定義し、クライアント企業と一緒になって柔軟に検討を進めていきます。
1. 経営戦略理解・仮説立案
- 経営戦略を咀嚼し、組織ケイパビリティの要請を理解
- 仮説に基づき、現状調査で把握するべき事項・ポイントを整理
2. 現状調査
・各種インタビュー、データ分析、競合調査等を通じて、ファクトを収集
3. 課題整理・戦略策定
- ファクトを基に課題を整理
- 課題に対する打ち手を検討
4. アクションプラン・ロードマップへの落とし込み
- 具体的なアクションプラン・変革のロードマップに落とし込み
組織設計・運営支援コンサルティングのサービスライン
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組織設計・運営支援(Organization Design)
経営戦略実現、パフォーマンス改善、ガバナンス強化、コスト適正化、M&Aなど、企業が抱えるあらゆる組織設計・運営面の課題・取り組みテーマに対して、現状調査から打ち手の提案までを包括的に支援します。 -
キーポジションの責任・権限設計
経営戦略実現の観点から、キーポジションの責任・権限範囲を適切に設定することを支援します。