「スタートアップ向けエンジニア報酬調査」結果および新サービス「スタートアップ人事制度ブートキャンプ」の提供開始を発表 


2024年1月12日

福利厚生・ウェルビーイング、年金・資産運用のグローバルリーダー、マーサーの日本法人であるマーサージャパン株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長 草鹿 泰士)は、「スタートアップ向けエンジニア報酬調査」(以下、本調査)の結果を発表した。

本調査には113社が参加した。調査の結果、多くのスタートアップ・ベンチャー企業で、エンジニアの採用・処遇に課題を感じる中、各社、エンジニア独自の報酬体系や、ストックオプションの活用、外国人エンジニアの採用等の工夫をしていることが分かった。また、エンジニアの報酬水準は、スペシャリストに比べてマネジメントの方が150~200万円ほど高いことも明らかになった。

マーサージャパン 組織・人事変革コンサルティング部門 スタートアップイニシアティブリーダーの筒井祐輔は、本調査について次のように述べている。

「エンジニアは人材市場の流動性が比較的高い中で、多くの企業が自社の報酬を決める際に、相場を少なからず意識しています。一方で、スタートアップ業界に特化した市場報酬調査はほとんどなく、個人の経験や口コミ等の情報に頼らざるを得ない状況です。このような状況において、本報酬調査を多くのスタートアップ企業に活用していただき、優秀な人材を採用・処遇に向けて自社の報酬水準を検討するための一助となればありがたいです。今後もマーサーでは、スタートアップ向けの報酬調査や様々なサポートを継続的に行っていきます」

調査結果ハイライト

エンジニアの採用状況は?

等級制度・報酬レンジを設定?

等級の格付けの考え方は?

外国人エンジニアは在籍?

ストックオプションを支給?

職層別の報酬水準(年収)

【調査概要】

  • 調査方法:オンラインでの調査票配信・記入方式
  • 調査期間:2023年10月1日 ~ 2023年12月8日
  • 参加企業数:113社

また、同社は、はじめて人事制度の導入を検討するスタートアップ・ベンチャー企業を対象に、6週間で自社の制度をつくりあげるプログラムである「人事制度ブートキャンプ」(以下、ブートキャンプ)の実施を発表した。

企業は一定の規模に成長すると、人事制度(評価や報酬を決めるための仕組み)の導入を検討する必要があるが、自社にフィットした制度を設計することは簡単ではない。そこで、人事制度設計に豊富な経験を有する同社は、スタートアップ・ベンチャー企業が人事制度を設計するための第一歩として、このブートキャンプを提供する。

ブートキャンプの概要

参加企業は、人事制度の基礎を学ぶ講座(全3回)と、実際に自社の制度を設計するワーク(全3回)への参加のほか、参加者同士の情報交換や、人事コンサルタントとの個別面談ができる。
  • 人事制度の基礎講座

  • ワークを通じた自社制度の設計

  • 参加者同士の情報交換・学び合い

  • 人事コンサルタントとの個別面談

ブートキャンプの参加特典

参加企業には、参加特典として、企業価値評価・算定、ストックオプションのプロフェッショナルであるプルータス・コンサルティングの個別相談を無料で受けることができる。

マーサーについて

マーサーはより輝かしい未来は築くことができるものと信じています。私たちはクライアントと共に、仕事そのものを再定義し必要な改革に導き、退職金制度や年金の投資成果を再構築します。そして、真の健康とウェルビーイングへと導くビジョンを掲げています。全世界約25,000名のスタッフが43ヵ国をベースに、130ヵ国でクライアント企業と共に多様な課題に取り組み、最適なソリューションを総合的に提供しています。マーシュ・マクレナン(NYSE:MMC)の一員として、日本においては40年以上の豊富な実績とグローバル・ネットワークを活かし、あらゆる業種の企業・公共団体に対するサービス支援を行っています。

マーシュ・マクレナンについて

マーシュ・マクレナン(NYSE: MMC)は、グローバルプロフェッショナルサービスを提供する企業グループとして、顧客企業にリスク、戦略、人材分野の助言とソリューションを提供しています。マーシュ(保険仲介とリスクマネジメント)、ガイ・カーペンター(再保険仲介・コンサルティング)、マーサー (組織・人事マネジメント・コンサルティング)、そしてオリバー・ワイマン(戦略コンサルティング)から構成されており、年間総収入200億米ドル超、全世界に85,000名以上の従業員を擁し、世界各地の顧客に分析・アドバイスを提供しています。