OCIOを採用することのメリット
確定給付型の企業年金の資産運用は運用機関に委託し行われているが、資産配分、委託する運用機関/運用商品の決定等の運用結果に大きな影響を与える判断は、企業年金が行っている。
この企業年金が担っている資産運用業務をアウトソースするOCIO*(アウトソースド・チーフ・インベストメント・オフィサー)は、近年、欧米を中心に広がりを見せており、企業年金の資産運用の選択肢の1つとなっている。そこで、OCIOの主なメリットを紹介する。
*企業年金等が担っている資産運用業務の一部またはほぼ全てをアウトソースすることを指し、デリゲーション、フィデュ―シャリー・マネジメント等とも呼ばれる
1. 専門家へのアウトソース
2. 重要なことに集中できる
3. 迅速な意思決定とアクション
4. ベスト・イン・クラスのプロダクトへのアクセス
5. 分散
6. コスト
以上のように、OCIOはメリットが多いことから、企業年金の資産運用の選択肢の一つとして検討する価値があると考える。
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