2020年以降、日本のクロスボーダーM&AはCOVID-19、近年の急激な円安や欧州における不透明な国際情勢を受け、件数、金額ともに低水準で推移していました。しかし、2023年後半数か月は円高に転じ始めたことや、長く差し控えられていた海外投資に反発してか、足元で再び海外投資が活発化しています。他方、同時期にはジョブ型雇用や人的資本経営の浸透等、長年課題となっていた日本の雇用慣行が経営課題として脚光を浴び、大きな転換期を迎えています。

このような環境の中ではあるものの、M&Aが起きた際の人事的なリスクは財務や法務と比較して可視化、定量化しにくく、依然として優先順位が下げられがちな状況が続いています。

本セミナーでは、クロスボーダーM&Aにおいて人事上問題となりやすい経営者リテンション等の課題を整理をするとともに、事業会社において長年M&Aにおける人事の専門家としてこうした課題に取り組まれている株式会社日立製作所の中田真也様をお招きし、定量化しづらい課題をディールの中でどのように価値創出されているかお話いただきます。

第一部：M&Aにおける人事上の課題概観　

マーサージャパン株式会社 M&Aアドバイザリーサービス部門代表 柴山典央

第二部：日立製作所のM&AおよびHR M&Aエキスパートの役割や価値

株式会社日立製作所 人財統括本部グローバル戦略アライアンス部長 兼 グローバルトータルリワード部長 中田真也様

第三部：パネルディスカッション

モデレーター:  マーサージャパン株式会社 組織・人事変革部門 シニアプリンシパル 中村拓哉

経営層、経営企画、M&A担当者、人事リーダー、人事部門、事業部門リーダーの方等

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