Eri Teruyama

組織・人事変革コンサルティング

プリンシパル

Profile | 略歴

  • 総合系コンサルティングファームにて人事領域のコンサルティングを経験し、マーサージャパンに参画
  • 慶応義塾大学文学部卒業

Main Focus | 主担当領域

  • タレントマネジメント
  • 人事制度設計
  • PMI 他、幅広い人事関連領域を担当

Projects | プロジェクト

  • 消費財メーカー キーポジション毎のタレントマネジメントの仕組み構築支援
  • IT企業 組織風土改革支援
  • スタートアップ企業 人材マネジメント方針策定、人事制度の構築、運用支援
  • 金融機関 人材マネジメント方針策定、ポートフォリオ設計、人事制度の再設計支援
  • 専門商社 統合におけるPMI支援 他多数

マーサーに入社された経緯を教えてください

新卒からコンサルティングの世界におり、前職の総合系コンサルティングファーム入社後は、人事・組織の領域を中心にキャリアを積んできました。前職では様々な規模のクライアントとお仕事ができ、また常駐の形でクライアントとがっぷり四つに組んで課題に取り組むこともあるなど、忙しくもとても充実していました。一方で、人事・組織のコンサルティングをする上で、役割評価の方法論や、報酬データ、海外駐在員のデータ等、クライアントから期待される情報を保有していなかったり、難しい課題にぶつかった時に相談できる人や参照できる知見が無いなど、課題も感じておりました。

私自身、お客様の困りごとには全てお応えできるようになりたい、という思いでこの仕事に取り組んでいたこともあり、そのための知見や方法論をもっと身に着けたい、そういったツールも上手く活用しながらお客様に価値を提供していきたいという思いが強くなりました。もちろん、マーサーはこの領域では間違いなくトップファームですので、質の高いコンサルタントの中で切磋琢磨してより成長したいという思いもあり、2012年にご縁があってマーサーに入社することになりました。

コンサルタントに求められる素養は何だと思いますか?

どの領域のコンサルタントでも共通していると思いますが、じっくり一人で考え抜くことと、議論しながらチームで作り上げる過程との両方を楽しめることは重要だと思います。また、クライアントに無形のものを提供するサービス業ですので、これをしっかり理解し、適切な言動ができることも期待したいです。

これに加えて組織・人事の領域で特に重要な素養として私が考えているのは、人材を経営資源やコストという観点から捉えることと、社員個々の感情や感覚を十分に想像し寄り添うことの両方をバランスよく考える・感じることができ、それを楽しめるかどうか、という点ですね。例えば、中長期的な経営戦略の実現のためにどういった人材の集団になるべきかを論理的に考えつつも、実際既にそこに存在する社員の皆さんを見た時にまずはどこを目指していくべきか、またそこに向けてのチャレンジがどこにあるのか、あるいは新しい仕組みを運用していくクライアントのお悩みや難しさは何か、等を理解・議論していくためには、この両立が非常に重要と考えています。

マーサーの魅力を教えてください

まず第一には、人・組織に関わるあらゆる課題に対応できる知見と人が揃っており、クライアントの抱える課題への対応力が極めて高いところ、そのお陰で様々なクライアントとの案件機会が豊富にあることだと思います。コンサルタントは案件を通じて成長する側面が大きいので、多種多様かつチャレンジングな機会が多いことは、即ちコンサルタントとしての成長機会の多さに直結するため、どのレイヤーの方にとっても重要と考えます。

第二に、マーサーのメンバーはマチュアで親切・穏やかな人が多く、安心して仕事に取り組める環境があるところです。育成も重視しており、その人の特性を見極めながら、どういった案件であれば成長できそうかを考え支援する風土があります。また、年齢やレベルに関わらず、皆が意見を活発に出し合いながら、厳しくも楽しくプロジェクトに取り組んでいるところは、自由と責任を重視するマーサーの魅力だと思います。

第三に、個人の好みにもよると思いますが、小さなファームだからこそ、内部の仕事(例えば採用や教育研修等)に携わる機会も多く、個人的にはそれも面白さの一つと思っています。

ワークライフバランスをどの様にとられていますか?

子供と過ごす平日の夜早い時間帯や週末は極力仕事を入れないようにしていますが、日中はびっしり予定が埋まりがちなので、忙しい時は平日の早朝や深夜、週末の合間を縫って仕事をすることももちろんあります。ただ、時間外の打合せは少なく、比較的自分のタイミングで動きやすいので、子育てとは両立しやすいと感じますね。独身の時と比べて、仕事・家事双方のタスク管理を工夫したり、家事の一部は潔く捨てたり、隙間の1分も大事にしたり、と時間と脳みその使い方を工夫して、質を落とさず効率化するよう心がけています。

家事の方は、ネットスーパー、デリバリー、家事代行サービス、もちろん夫の力も借りつつ、完璧とは程遠いですが「子供との時間確保が優先」というマジックワードのおかげで、やり過ごしている感じですね。週末は家族で公園や散歩に出かけたり、美味しいものを食べに行くことが多いです。また時々子供を預けて夫婦だけで外出したりと、仕事だけ、子育てだけ、にならないように上手くバランスを取れているかなと思っています。

なんにしても、「いつもゴキゲンで居よう」が我が家のモットーなので、家族みんながストレスをためないことを優先して、色々な意思決定をしていますね。

新卒採用の候補者に向けて一言

人事・組織のコンサルティングにおいては、先に述べたような論理と感情・理論と実務のバランスを取りながら、様々な施策の立案・導入を行う点が面白さだと私は感じています。こうした仕事を通じてコンサルタントとしての汎用的なスキルを身につけつつ、ヒトという企業における最大の資源を扱い、経営と人事をつなぐ知識と経験といった専門性も身につけられる点は、キャリア上の魅力だと思います。

その中でもマーサーでキャリアをスタートするメリットは、恵まれた環境・支援の中で大きな裁量を持つことができ、速いスピードで成長ができることかなと思います。マーサーでは1年目の方でも、議事録等のシンプルな業務だけを担うことはありません。クライアントの抱える課題とその解決策について、年次に関わらず自分で考え、意見を表明することが求められますし、周囲がそれを支援する風土がありますので、必然的に速いスピードで成長できると思います。

自由と大きな責任の中で、早く成長したい方、汎用的スキルと専門性を身につけたい方、そして企業の飛躍に向けて人・組織の側面からご支援することに熱意があり、やりがいを感じる方、ご一緒できるのを楽しみにしております。