マーサージャパンとライトワークス、人事プロフェッショナル向けの新たな学習プログラムの提供、および人事プロフェッショナル認定資格の発行に向けた業務提携を発表 

2024年4月9日

組織・人事、福利厚生・ウェルビーイング、年金・資産運用のグローバルリーダー、マーサー日本法人であるマーサージャパン株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長 草鹿 泰士)は、クラウド型学習管理システム(LMS)市場で最大の売上シェア*を持つ株式会社ライトワークス(本社:東京都千代田区、代表取締役社長 江口 夏郎)と、人事プロフェッショナル向けの新たな学習プログラムの提供、および人事プロフェッショナル認定資格(サーティフィケイト)の発行に向けた業務提携について合意しました。

マーサーが持つ、組織・人事領域における幅広いコンサルティング・人事部員向け教育コンテンツ開発の知見と、ライトワークスが持つ、統合型LMS「CAREERSHIP」・学習促進支援等の知見を掛け合わせて、人事プロフェッショナルを目指す社会人および学生に対し、新たな学習プログラムを提供します。そして、HRに関わるスキル・知識レベルを対外的なパスポートとして証明できるよう、人事プロフェッショナル認定資格(サーティフィケイト)の普及を目指します。

本プログラムの立上げにあたり、主として学習コンテンツおよび認定資格の設計はマーサーが、学習プラットフォームの開発・提供や認定試験の運用はライトワークスが担い、協働プロジェクトとして始動します。

事業環境の変化が著しく経営戦略の変化スピードも速まってきている中、組織・人事もこれまで以上に、戦略的人事へのトランジションを求められています。経営陣および従業員から人事に期待される役割は、かつでないほどに高まってきています。経営人材の育成やDX人材への対応、ジョブ型人事制度の導入など、オペレーション業務が中心であった人事担当者は、経営戦略を実行する要として高度な専門性が求められています。本学習プログラムでは組織・人事に関して体系的に学べるよう、経営視点を踏まえた深さと広がりをもったプログラムの設計を予定しています。

マーサーは、人事プロフェッショナル養成eラーニング講座「マーサーカレッジ」を2021年より販売し、大手上場企業を中心に200社以上の企業に導入いただいています。ライトワークスは、大手企業の従業員を中心に500万人を超えるユーザーが日々利用しているLMSを運用しており、2社の知見を掛け合わせて、人事パーソンのスキルの底上げに寄与していきます。

*出典:富士キメラ総研「2023 SX/GXによって実現するサステナビリティ/ESG支援関連市場の現状と将来展望」学習管理システム(クラウド) 2022年度金額シェア

本業務提携について、マーサージャパン 代表取締役社長 草鹿 泰士は、以下のように述べています。

「グローバル化やデジタル化など事業を取り巻く環境が急速に変化しつつある中、企業の事業戦略と人事戦略はより密接に連動する必要が生じています。人事部門の役割も、経営戦略の実現を担う戦略部門という位置付けに大きく変化しつつあり、人事プロフェッショナルに求められるスキル・能力はより複雑かつ広範なものになってきました。今般のライトワークス社との業務提携により、マーサーが有する人事プロフェッショナル向けの学習コンテンツ開発の知見と、ライトワークス社の有する学習コンテンツプラットフォームの運用ノウハウが一体となり、より多くの人事プロフェッショナルの育成に貢献するとともに、我が国における人事プロフェッショナル認定資格(サーティフィケイト)のデファクトスタンダード確立の第一歩となれば幸いです」

ライトワークス 代表取締役社長 江口 夏郎氏は、次のようにコメントしています。

「ライトワークスは、大手企業の人事・人材開発部に対して人材開発に関するDXをサポートしてきました。ここ1, 2年は人事・人材開発部門に対する経営陣からの指示や要求が複雑かつ多様化してきていると感じています。それらに的確に応えるためには、経営者の視点を持って事業全体から人事や人材開発を観ていく必要があるため、その準備ができる場を提供したいと考えていました。そのような中で、世界有数のHRコンサルティングファームであるマーサーのノウハウとグローバルでの最新事例を学べる機会を共につくることができ、大変嬉しく思います。是非とも、多くの人事・人材開発部門の皆様に認定資格を取得していただき、日本の人事をリードしていただきたいと願っています」

なお、学習プログラムの提供は2024年秋、認定資格試験の実施については2025年での開始を予定しています。


ライトワークスについて

ライトワークスは、大企業を中心に、最新のICTや独自の教育手法を駆使した学習管理システム(LMS)、eラーニング教材等を提供しています。これにより、組織と個人が呼応しながら健全な成長を図れる仕組みを構築し、企業内人材の開発・即戦力化、サービスレベルの向上をサポートします。

マーサーについて

マーサーはより輝かしい未来は築くことができるものと信じています。私たちはクライアントと共に、仕事そのものを再定義し必要な改革に導き、退職金制度や年金の投資成果を再構築します。そして、真の健康とウェルビーイングへと導くビジョンを掲げています。全世界約25,000名のスタッフが43ヵ国をベースに、130ヵ国でクライアント企業と共に多様な課題に取り組み、最適なソリューションを総合的に提供しています。マーシュ・マクレナン(NYSE:MMC)の一員として、日本においては45年以上の豊富な実績とグローバル・ネットワークを活かし、あらゆる業種の企業・公共団体に対するサービス支援を行っています。

マーシュ・マクレナンについて

マーシュ・マクレナン(NYSE: MMC)は、グローバルプロフェッショナルサービスを提供する企業グループとして、顧客企業にリスク、戦略、人材分野の助言とソリューションを提供しています。マーシュ(保険仲介とリスクマネジメント)、ガイ・カーペンター(再保険仲介・コンサルティング)、マーサー (組織・人事マネジメント・コンサルティング)、そしてオリバー・ワイマン(戦略コンサルティング)から構成されており、年間総収入230億米ドル、全世界に85,000名超の従業員を擁し、世界各地の顧客に分析・アドバイスを提供しています。