新たな章のはじまり

日本総報酬サーベイ(Total Remuneration Survey)2025年版 

  • 参加企業数は1,623企業・組織(昨年1,326企業・組織)、うち日系企業は260企業・組織増(昨対比+42%)の883企業・組織となり、日本国内における報酬サーベイとしては過去最大規模を更新
  • 日系企業の賞与込み年収は課長が1,092万円(昨対比+1%)、部長が1,453万円(昨対比+1%)
  • 入社1-5年目の日系企業・外資系企業の年収(手当・賞与込み)を職種別に比較すると、共通してデータ職種の報酬が全職種と比較して高い傾向が見られた

調査結果ハイライト

参加企業数は1,623企業・組織(297企業・組織増加)で過去最多となった。うち日系企業の参加数は883企業・組織(260企業・組織増)に達し、全体に対して日系企業が半数を上回る結果となった

  • 日系・外資系の参加企業数では、日系企業参加数883企業・組織(260企業・組織増)、外資系企業数740企業・組織(37企業・組織増)といずれも増加した
  • 産業別では、獲得競争の激化するデジタル人材の確保先であるハイテク業界で35企業・組織の増加となった他、小売業界で30企業・組織、自動車業界で18企業・組織の増加となった

日系/外資系の参加企業数 2025

日本のマーケット動向

  • 日系企業の賞与込み年収は課長が1,092万円(昨対比+1%)、部長が1,453万円(昨対比+1%)
  • 外資系企業の賞与込み年収は課長が1,444万円、部長が1,977万円と日系企業と比較してそれぞれ352万円、524万円程度上回る
  • 2025年の平均昇給率は、日系企業が4.7%(昨対比+0.1ポイント)、外資系企業が3.2%(昨対比±0ポイント)

日系/外資系の報酬水準比較(手当・賞与込み)2024-2025

平均昇給率

入社1-5年目の日系企業・外資系企業の年収(手当・賞与込み)を職種別に比較すると、共通してデータ職種の報酬が全職種と比較して高い傾向が見られる

  • 入社1-5年目の年収(手当・賞与込み)を日系企業と外資系企業で比較すると、外資系の水準が平均して14%程度高い
  • 今年から新設したAIに関する職種群では、日系企業において最も高い水準が確認された。その他、日系企業ではプロジェクトマネジメント、データが対全職種で報酬水準が高い結果となった
  • 外資系企業では、入社1-3年目の比較的若手の層においても職種別の報酬差が顕著であり、データや営業/マーケティングの水準が高く、また職種間の差は最大±13%となった

2025 職種別年収(手当・賞与込み)比較

※外資系企業のAI職種はサンプル数が限定的であるため、非掲載としています
マーサー総報酬サーベイ(Total Remuneration Survey)の詳細も併せてご覧ください。
マーサー総報酬サーベイ(TRS)について:マーサーが30年以上実施している『総報酬(給与・福利厚生)』のコンセプトに基づく市場調査で、一般に総報酬調査・総報酬サーベイとも呼ばれるものです。

Total Remuneration Survey(TRS)の特徴:

  • 世界140ヵ国で実施され、グローバルトップを含む40,000社以上/2,000万人以上のトップポジションから非管理職層まで、全役職員の報酬情報を収集、提供しています。
  • 世界同一基準で実施されており、国内だけでなくグローバルで横断的にご活用いただけます。
  • 基本報酬、固定/変動賞与、各種福利厚生等の報酬水準のみならず、昇給率、賞与支給状況、雇用動向など労働市場のトレンドも確認することができます。
  • 日本では、2025年は1,623企業・組織が参加し、日本の報酬調査として圧倒的な規模となります。
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